Size : H5.7cm×W8.2cm×D4.8cm 「Mangata / 月の道」特集の57回目となる今回は、2024年6月の買付けの旅で見つけた品々を中心にご紹介していきますが、 今回、こちらだけ3月の買付けの旅で見つけた品物です。 2020年以降コロナの問題で4年ぶりとなった3月の旅でした。 「そうだ、朝にはこんな匂いがしたな」「意外ともう日が伸びていたんだったな」とひとつひとつ思い出しながらの旅。 その一番の目的はAntik massanと呼ばれるプロの業者が集う大きなアンティーク市。 普段はなかなか足を運ぶことができない地方からも業者がやってきて、行き当たりばったりの賭けのような毎日では見つけることができない逸品を見ることができます。 もちろん予算との大きなせめぎ合いがあるのですが、無理をしてでも仕入れたい、一度はお店で紹介したい、 そんな出会いがあったりするのです。 こちらの陶器のコフレは、そのなかで見つけたもの。 その日、開場から閉場までの8時間ほど、業者の次に長くいたのは私では?というくらい最後まで粘っていたのですが、 最後の方にぽっかりと「足を運んでいなかった」スポットに隠れていました。 表情やペイントの雰囲気から、おそらく1800年代後半から1910年くらいまで、 ヴィクトリア朝の頃に作られたものと思われます。 うとうとと午後の微睡に耽る少女と、その隣に賢そうな子犬の姿。 とても微笑ましいシーンを象ったコフレで、指輪などのアクセサリー入れにすれば 日々手に取ってお楽しみいただけると思います。 女の子の帽子の1箇所が欠けていること、小物入れ本体の前側にあたる側面のところにできてから長く経ったヒビが見られることから 価格に反映させました。
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