タペストリー「夏至祭」 | Danuta Radulska

Size : 102x130cm


夏至祭は、太陽神を祀っていた昔の多神教時代の名残で、ヤノフ村があるポドラシェ県の各地では今も夏至の夜に祝われます。

夏至の夜、大きな焚き火が焚かれ、そこに健康や豊穣を祈り、ハーブや野の花が焚べられます。その後未婚の女性が川に入り、ハーブや野の花で作った花冠を蝋燭と共に流します。タペストリーには、女性たちと様々な花冠が織り込まれ、ゆれる川面がグラデーションの糸で表現されています。

ポーランドの風習を伝えたいという思いで、ダヌータさんが織ったこのタペストリー。デザインにも、コンポジションにも、色彩にも、ダヌータさんの芸術性が際立っており、既存の伝統工芸を超えた作品です。