Size : φ10.0cm×H6.0cm ポルトガルにかつてあった「Sacavém」という陶器会社のカフェオレボウルです。 1856年に操業を開始したこの会社は、ポルトガル中で製品が使われるくらい大きな工場を持っていたようですが、 1983年に閉業してしまったそうです。 知られているのはボタニカルモチーフのステンシルのカフェオレボウルですが、 こちらは珍しい銅版転写と金彩が施されたもの。 私がこのボウルを手にしたのは実は偶然で、 ポルトに着いた日、宿の通りに見つけた古物店で資料を見せながら店主のおじいさんに「Sacavem社のボウルを探しています」と尋ねたところ、 1時間くらいしたらもってこられるとのこと。 ポルトは一泊だけで時間はなかったけれど、必ず戻ってくるから見せてください、とお願いして、その後持ってきてくれたボウルがこちらでした。 「こ、こ、これじゃない....」と思いつつ、絵柄と雰囲気が好みで愛らしく、なんといってもわざわざ持ってきてくださったおじいさんの気持ちが嬉しくて、 結局仕入れることにしたのが背景です。 とてもロマンティックな柄と雰囲気です。 傷についてなど、画像にてご確認ください。
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